ゆうばり五日目 〜最終日〜

司会も自分たちでやっちゃう。


 とうとう最終日。
 東京に帰る日です。


 朝起きて、温泉に浸かり、同室だった土上さんと、
 韓国語通訳の芳賀さんを送り出し、私も10時にチェックアウト。


 でも眠たくてしょうがないので休憩所で爆睡。


 その後アディーレに移動し、アンコール上映していた
 「ピンク・スバル」を最後の10分だけ観賞。


 なんだか愛らしいキャラクターの登場人物がいるのと、
 背景が美しいことに圧倒され、寝てる場合じゃなかった!
 初めから観賞するべきだった・・・ と、かなり後悔。


 ちなみに、ピンク・スバル、とは、日本の自動車スバルが
 ピンク色に塗られているもののことです。


 この車が盗まれてしまい・・・ というところからお話が始まるようです。


 公開されたら見に行かなくちゃ。


 14時からは、ゆうばりファンタのボランティアのおばちゃんたちが、
 早くから来て、手作りで準備してくれた「さよならビュッフェ」
 毎年毎年、ありがたく頂いております!


 ゆうばりの名産、長いもに甘いお味噌が付いてるものとか、
 おにぎりとかあげものとか、サンドイッチとか・・・ おいしかったなぁ〜!


 ここでもお酒をぐいぐい飲んでますね。


 私はこのあとのバス移動でトイレに行きたくなったらこわいので、
 すこし控えめにしておきました。


 ここでは、映画祭に来てくださった方のアンケートに寄る投票で決まる
 「ファンタランド大賞」3賞が発表されました。


 しかし、これは・・・ ちょっと、うーんという感じでした。
 商業モノばかりの受賞で、私たちのような本来の参加者のものが
 ひとつも選ばれていなかったのです。


 これはどうなのかしら・・・


 まぁ、お客さんが楽しんでくれるのが一番なので、
 私たちは、これを受け、来年はもっと楽しんでいただけるものを
 持ってこなくちゃいけないな!ということですね。


 最後は「ソーランレンジャー」が来て、よさこいみたいな
 ソーラン節を踊って、私たちも躍らせて帰っていきました(笑)


 いやー、結構疲れたよ?(笑)



 ビュッフェでおなかいっぱいになった頃、
 千歳空港行きのオフィシャルバスが発車します。


 たくさんの方々が黄色いハンカチを振って、お見送りしてくれます。


 「来年も来れたらいいな」って、強く思う瞬間ですね。


 バスに1時間ほど揺られ、本格的に帰京するんだなぁ〜・・・
 と、さみしくなってきました。


 21時発の飛行機まで、ラーメン食べたり、オミヤゲ買ったり
 のんびりと時間を過ごしていたのですが・・・


 なんと、飛行機の到着が大幅に遅れているとのこと。


 「21時半出発予定です」


 なるほどー。
 まぁ、しょうがないことなので、私は小林でび監督ご一行と
 一緒にいさせてもらうことに。


 時間をつぶすため、喫茶店で大量の水(笑)を飲んでいると
 またアナウンスが流れ、出発時刻が22:10になったとか・・・


 こ、これは、羽田に着いてからの電車はあるのか?!


 もうドキドキのヒヤヒヤでしたよ!


 離陸した飛行機はスムーズに羽田へ向かい、到着したのが24:45頃。


 そこから小走りで荷物の受け渡し場まで行き、
 奪うように自分の荷物をピックアップし、そこからは抱えて全力疾走!


 荷物がなかなか出てこない人・・・

 
 バッグが重たくて、走れない人・・・


 スイカを持ってなくて、切符を買わなくちゃいけない人・・・


 など、最終のモノレールを目指すも、諸々の理由で脱落していく仲間たち・・・



 胸が痛いですね。
 

 なんか戦地にいるみたいな気分。



 汗だくになって走りきった私たちは、ぎりぎりで全員乗車できました。


 あぁ・・・
 間に合わなかった人たちはどうしたのかな・・・


 しかし、戦い(?)はそこで終わりではありません。


 浜松町から出る山手線も、最終なのです。


 なので、乗り継ぎも荷物を抱えてのダッシュです。



 最後の最後で、かなりバタバタしてしまいましたが、
 こんなハプニングも、しばらくしたら笑い話になることでしょう。



 長いようで短かった5日間。
 たくさんの方々にお世話になりました。
 感謝の気持ちでいっぱいです。


 できれば、これからも仲良くしてください!


 スタッフの皆さん、地元ボランティアの皆さん、そして事務局の皆さん
 本当にお疲れ様でした。


 しばらくは「燃え尽き症候群」だと思いますが、
 ゆっくりと疲れを癒せる時間がくることを、願っております。


 本当にありがとうございました!


 そして・・・ ありがとう!ゆうばり!
 また行くからね!