甲賀流忍者、東京に現る。

タイヤキをかじるおんな。


 滋賀県甲賀市で毎年行われている忍者検定。


 私は、今まで三回受験しております。
 その際に、忍者についての知識を身につけるべく
 「忍者研究会」に入会させて頂きました。


 その研究会が、今年は東京で行われる!というのです。


 朝9:00に、皇居 大手門にて、前ノリでいらしてた甲賀組の
 おじさま方と落ち合う。
 そこに現れた、ひとりの長身美女・・・!


 なんと、忍者検定を受験され、その後この研究会に入会されたそうです。


 美人くのいちに、おじさま方はメロメロです(笑)
 (忍者として隙だらけです(笑))

 
 そこから皇居東御苑に入園し、甲賀組の鉄砲隊百人組が詰めていた
 「百人番所」などを見学し、江戸城跡地に登りました。

 
 ちなみに、私が明日火縄銃を撃つ「江戸幕府 新宿区鉄砲隊百人組」も
 同様の鉄砲隊となります。


 しかし、私たちのほうは 伊賀組 なんですね。


 言うなれば、ケムマキ君チームと、ハットリ君チームなわけです。


 伊賀と甲賀は「仲が悪い」と思われがちですが、
 それは現代になって、アニメやマンガ、小説などで作られた設定です。

 
 本当は親戚同士のような関係で、持ちつ持たれつな間柄なのです。
 その証拠に、残っている忍法などは、似ているものが多いんですよ。


 さて、江戸城跡地で「この敷地にマンションでもぶっ立てれば」
 などと夢のない話をしながら、次の目的地へ向かいます。


 


 続きましては、服部半蔵の墓がある「西念寺」です。
 ここは四ツ谷にあります。
 お墓はリッパでした。

 
 それと、「服部半蔵の槍」もあるそうです。
 この日は槍の置いてある場所が、お寺の法事真っ最中でして
 見せて頂く事はかないませんでした。
 ご覧になりたい方は、事前にお寺に予約をしたほうがいいようです。


 軽く昼食を済ませ、デザートに「若葉」のタイヤキを食べ、
 北青山の「高徳寺」へ!


 ここでは、昨年映画にもなった『武士の家計簿』の著者であり
 忍者についての研究を続けられている、茨城大学人文学部准教授
 磯田道史先生が、お越しくださり、貴重な資料とともに
 教鞭をふるってくださいました。


 この高徳寺には、甲賀忍者のお墓が現存しているのです。
 お寺の管理者に許可を頂き、墓地へ進み、お墓をいくつか
 見せていただきました。

 
 なかなか興味深い場所でした。


 磯田先生とお別れをし、次に向かうのは「鳩森神社」です。
 千駄ヶ谷ですね。
 しかし、ここまで寄せていただいたお寺や神社というのは、
 ほとんど都会にあることに驚きますね。


 鳩森神社には「甲賀稲荷社」という小さな神社があります。


 


 その横には富士塚(富士浅間神社)もありました。

 
 大きな木がもくもく生えているこの神社は、
 とても気持ちが落ち着く場所でした。


 そして最後に四ツ谷の「長善寺」(笹寺)に寄りました。
 ここは、伊賀忍者が起した「伊賀者反乱」が起こった際に
 伊賀者が身を寄せたというはなしが残っているとのことでしたが
 現在は遺物などはなく、住職さんにお話を伺ったところ
 「身を寄せたというウワサが残っている程度」とのことでした。


 これで今日一日の研修は終了!


 おじさま方が予約しているホテルに向かい、チェックインを済ますと
 明日見学してくださる「江戸幕府 鉄砲組百人隊」の出陣に関して
 「皆中神社」をご案内し、見学場所の確認をおこないました。


 そして最後は歌舞伎町の居酒屋で、食事会!


 お酒も入り、今日の思い出や学んだことなどを楽しく話し
 時間がすぎていきました。


 たくさんの移動で、皆さんほど良くお疲れ。
 明日も早いとのコトで、早めに解散!


 皆様一日ありがとうございました!


 明日は、がんばって鉄砲撃ってきます!
 見ててくださいね!