原因不明

2週間、頑張ろうね。

 気が付いたのは一週間くらい前でした。
 おさるの小太郎君、左手をずーっと「ぐう」にしたまま、体のそばにつけています。
 でも、歩くときやぶら下がるとき、どこかへ着地するときには右手と同じように使っています。
 でも、座ったりしているときは常に「ぐう」。
 でもでも、手を触っても別にイヤがることも痛がることもない。
 でも、やっぱり「ぐう」。
 うーん。これはちょっとオカシイぞ・・・
 ということで、お医者さんに診ていただく決心をしました。

 しかし、この子はペットとしては珍しい動物なので、あまり普通の獣医さんでは
 診ていただくことができません。
 そこで、小太郎が居たペットショップの方に教えていただいていた動物病院へ行くことにしました。

 相模大野。。。
 と、遠い(汗)

 しかし、そんなことを言っている場合ではありません。
 もしかしたら小太郎は骨が折れているかもしれない(涙)難病かもしれない(涙)
 小さい体で、なにかを我慢しているかもしれません(涙)
 そうであれば、できるだけ早くなんとかしてあげたい!

 どうにか予約を取って行ってまいりました。
 小太郎にハーネスとリードを装着して、ゲージに入れて。
 てゆーか、動物病院って私自体初めての来院でかなり緊張しています。

 この病院は、犬、ネコはもちろん、フェレットやうさぎ、ハムスター、小鳥
 様々な動物を診てくださるということで、有名な病院です。
 もちろん小型のおさるさん(新世界)も確実に診てくださるのです。

 カルテを作成し、診察が始まりました。
 見た事のない人、いつもとちょっと違う雰囲気、ものものしい部屋。
 小太郎は体中の毛を逆立てて、なにかを察知しているようです。
 小太郎の左手の様子を診て、先生も「うーん」と考えてしまいます。
 とりあえず骨に異常があるかもしれないということで、レントゲンを撮ることにしました。
 先生が小太郎を連れてレントゲン室へ入っていかれました。
 ところが・・・小太郎はちいさいのです。
 しかも、興奮してかなり暴れています。
 「きゃー!きゃー!」と聞いたことのない叫び声が病院中に響き渡っております。。。
 「なんの動物かしら?」というほかの患者さん(?)のヒソヒソ声まで聞こえてきました。
 しばらくすると、先生の大きな声が響きました。
 「誰かもうひとり来てくれる〜!?」

 3人がかりです(汗)

 ようやく撮影が終わり、ふっかふかになった小太郎が先生に掴まれてでてきました。
 ゲージに戻しても先生を常に威嚇し続け、ふかふかが戻りません。
 フィルムが見れるようになるまで、小太郎のうんちを顕微鏡で見ていただきました。
 簡単な検便、ということのようです。
 寄生虫はいませんでした。よかった。
 でも「でんぷんが見える!お芋とかあげました?!」
 「あ、はぃ・・・」
 いけないことなのかと思い、かなり小さな声でうそを答えました。

 じつは、お芋はあげていません。
 すみません。今朝、食パンを少しあげました。たぶんそれです(震)
 あとは特に怒られることもなく終了。

 さて、レントゲンの結果は・・・
 骨折はしていませんでした。
 一番恐れられていたクル病という骨の病気でもなさそうだということでした。
 あと考えられるのは、なにかの拍子に何本かあるうちの一本、二本の神経が切れてしまった。
 もしくは先天的(遺伝)な異常。
 どちらかはわかりません。
 しばらくは治ることを信じて、神経を治療するお薬をもらうことに。

 とりあえず2週間分。
 ですが、そのあと治らなければ、麻酔を打って、もっと細かくレントゲンを撮ったほうがいいとのことでした。
 こんなにちいさい体で麻酔なんて大丈夫かなぁ。
 まだコドモですもの、麻酔なんて大丈夫かなぁ。
 不安はたくさんあります。
 だから先生は「ムリにすることではありません。2週間ありますからじっくり考えてくださいね」
 とおっしゃってくださいました。
 このお薬で治ればいいことなんですものね。
 早速今日から2週間朝晩、小太郎の薬物治療が始まります。
 頑張って治しましょうね。
 お薬は粉なので、おさるさんには飲みにくいと思うので人間の赤ちゃんの離乳食を
 ちょっとすくって、粉薬を混ぜてあげることにしました。
 心配ですが、小太郎自体は普通に生活ができているので、そんなに深刻には考えないようにしようと思います☆