大巨獣ガッパ

外国でも放映されたらしい「GAPPA」

 ヒトから勧められて、見る羽目になったこの作品。
 皆さんのなかでご存知の方はいらっしゃるのでしょうか?「ガッパ」
を!
 皆さんのなかでご覧になった方はいらっしゃるのでしょうか?「ガッパ」を!!!
 約40年前に作られたこの映画は、いろんな意味で「すごい」です。
 時代の流れの速さ、そして文明・文化の進歩の速さにまず驚くことになるでしょう。
 あ〜、もう、いい言葉が浮かばない!!!
 とりあえず、皆さんも見てっ!(笑)
 この気持ちをわかって!共有して!感動して!


 うんと、簡単なアラスジは・・・
 あ〜、それよりまずオープニングの主題歌。
 これはなんと演歌に近い歌謡曲です。
 (♪ズンタタズンタ♪のリズム。筋肉少女帯の「俺の罪」みたいな曲)
 まぁ、怪獣とか・・・出てきそう・・・かなぁ。ナゾの歌です。
 そして、どんなアピールなのかはわかりませんが
 まずは船のデッキで寝そべり、雑誌を読む水着姿の女性のシーンから
 この物語は始まっていくのです。
 「水着」に反応する方も多々いらっしゃることと思われますが、
 思い出してください。この映画は約40年前に作られたものです。

 で、内容はと言うと
 「子ガッパを見世物にしようと南国"オベリスク島"から日本に連れてきたら
  両親ガッパが怒って日本を襲撃。最後は家族が元に戻って帰っていく」
 そんなお話。
 怪獣親子愛。
 ストーリー自体はありがち、といえばありがちですよね。
 でも、つっこむところはいーっぱいある映画です。

 たとえば南国"オベリスク島"に住民はみんな肌色の濃い日本人だったり
 雑誌社の「5周年記念イベント」がものすごいレベルだったり
 (パノラマ島記譚とかファンタスティポみたいな世界)
 クロマキーのおかげで、役者さんの背中が透明になってたり
 いっぱいいっぱいつっこめます。
 主婦はタマネギを刻む仕事しかないのか、というつっこみも入りました。(見ればわかる)
 なかでも、主役のガッパは最上級です。
 動き方がヒトっぽいとか、なぜかタコ(しかもゆでてある)をくわえて襲ってくるとか
 家族再会のシーンで、親ガッパと子ガッパが抱擁してたり(涙も流しました)
 日本に来るときは泳いできたのに、帰りは飛んでったとか
 そんなことは10000000000歩譲ってアリだとしましょう!
 一番おどろいたのが、その最後の飛行シーン!
 ガッパには翼があるのです。
 21世紀になった現在でも翼を持ち空を飛ぶ生き物達は、その翼を動かして 空を飛んでいきます。
 助走をつけて飛び上がるものもいればその場から踏ん張って飛び上がるものもいます。
 ところが、このガッパはすごい。
 いきなり「フワ」っと浮いて、翼もばたつつかせず直立状態でふぃ〜〜〜っと飛んでいくのです。
 例えるなら、うる星やつらラムちゃんです。ラムちゃん飛びです。
 それで、親子三匹空のかなたに消えていきましたよ。
 あー、びっくりした。


 他にもまだまだすてきな映像が隠されています。
 皆さんも是非見てみてください。
 レンタルもあるんじゃないかと思います。
 私はだまされて
 DVDを買いました。

 
 ちなみに、この映画のエンディングはオープニングと同じメロディで
 歌詞が違うだけでした。
 もう最高!(笑)
 てか、バカ。
 見なきゃバカ!(byおすぎ&ピーコ)



 ガッパァ〜〜〜〜〜ァ〜〜〜〜〜〜ァ〜〜〜〜〜〜〜。