自然ってすばらしい
近所に学校があります。
その学校の校庭のまわりに、様々な樹木が植えられているので。
キンモクセイやクチナシは、それぞれの季節にはちゃんと花を咲かせて
いいにおいを町中に届けてくれます。
春、入学式の頃には桜が満開でした。
余談ですが、6月あたりは春の運動会があるのか、組体操や徒競走、入場行進なんかを
練習している様子が伺えました。
"体操の隊形"に開いてからのラジオ体操。
「腕を前から大きく上げて背伸びの運動〜〜〜♪」
たまたま通りがかったときに聞こえてきたので、私も歩きながら一緒にやってみましたが・・・
思い出せない箇所がいくつかありました(笑)
すれ違う人も、頭の中で思い出しているような顔つきでした。
そんなある日、この樹木のなかに「ビワ」や「ヤマモモ」があることに気付きました。
ビワは、さすがの木が高くて、実に手が届きません。
泣く泣くあきらめ、次のターゲットは「ヤマモモ」でした。
木にいっぱい実がついているのですが、果たしてこれは食べられるのかなぁ・・・
と思っていたら、前を歩いていたオバサマが、木からもぎって
そのままぱくぱく食べていたんです。
で、食べられるものだと知り、私も5個だけ取ってきました。
もちろん、小太郎さん用に☆
最近、ちょっとご機嫌の悪いことが多いので、これでどうにかならないかなぁ〜と・・・
越後屋に運ぶ「黄金色のお菓子」みたいな感じで。
さて、帰宅してすぐに実を洗って、小太郎さんにあげてみました。
「むしゃっ」とひとくち食べて、もうひとくちいく、、かと思ったら
ボサっと落としました。
あれー?と思い、私もちょっとかじってみましたが・・・
甘くない(涙)
ちょっとシブい。
まだ熟れてないのかなぁ・・・
ということで、仕方なくナイナイしました。
黄金色のお菓子作戦は大失敗。
あぁ、またご機嫌が悪くなるかなぁ、、、と心配になりましたが
なによりも一番心配なのは、あの実をぱくぱく食べてたオバサマ!!
何気なくとってるように見えたけど、じつは甘いところだけを選んでたのかなぁ。
じつは、以前こんなことがありました。
お花見でお世話になる桜の木って、花が散り、しばらくすると
いっちょまえにちいさなさくらんぼをつけるじゃないですか。
マッチ棒みたいなヤツ。
あれは本能で「食べられない」とわかっていたのか、今まで食べたことはありませんでした。
ところが!先日、その実をひょいっと取って食べてるオバサマがいたのですよ!!
すっごいカルチャーショックでしたよ!「食べられるんだ〜!!」って。
今まで食べてなかったことを悔やむくらい。
で、そのオバサマがみえなくなってから、私もひとつもぎって食べてみることにしました。
よく見ると、赤いツブ、黒いツブがあります。
まずは赤いツブ・・・
ま ず い (涙)
しぶいっつーか、苦いっつーか、しいて言うなら毒です。
いやー、びっくりした。
じゃあ黒いほうだったのかな、エヘヘ。
と言って、黒いほうをかじってみましたが・・・
ま づ い ・・・ (大泣)
一体、あのオバサマはなにを食べていたの?!
ということがありました。
オバサマって、強いのかなぁ・・・
たしかにそうですよねぇ・・・
違う生き物を産んだりできるんですものね・・・(普通に妊娠、出産のこと)
ということは 私<小太郎<オバサマ という縮図が出来上がるのですね。
まいりました。
ちなみに、「ヤマモモ」はちゃんと熟れたらあまくておいしいらしいです。
もう一度、おいしそうなものを探しに行ってこようと思います。